自作パソコンケースの選び方

パソコンを自作するとき、無くてはならないものがケースです。全てのパーツを収納するだけでなく、冷却効率や静音性もケースによって大きく変わってくるのです。まずはケースの大きさです。ケースの寸法はマザーボードで規格されているフォームファクターに準拠しています。

つまり、マザーボードのサイズによって、ケースのサイズも決まるということです。定番のフォームファクターである「ATX」は、内部のスペースが広いため組み立てやすく、大型のパーツも組み込めます。パーツの収納能力が最も高く拡張性に優れており、製品数が多いためデザインも豊富です。「MicroATX」は、ATXと比べて高さや奥行きが小さいにも関わらず、利用できるパーツはほぼ変わらないのが特徴です。

しかし、狭いケース内に大きなパーツを設置することになるので、組み立ては難しく、冷却効率も低下してしまいがちです。よりコンパクトな「Mini-ITX」は、小さいながらも必要十分な機能を備えたパソコンを組み立てることが出来ます。組み込めるパーツのサイズは制限されるものの、近年では省スペースなこのフォームファクターの人気が高まっており、製品の種類も増えてきています。自作パソコンのケースはこの三種類の中から選ぶことになります。

自分が必要とする機能と将来使いたくなるかもしれない機能を増設できる拡張性、さらには部屋に置いたときの場所の確保といった要素を考慮して、最適なケースを選びましょう。

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