パソコンパーツには、頭脳に相当するCPUや一時記憶のメモリなど、実に様々な種類が存在します。IT分野だと、ディープラーニング系で注目を集める機械学習用のUSBデバイスや、並列処理を得意とする32コアのCPUの注目度が高まっています。一方の通信関連に目を向けると、ギガビット級の通信に対応するLANカードが人気です。無線通信の進歩も目覚ましいですが、有線接続の高速通信も負けてはいませんし、Webサーバーや並列処理を必要とする分野では必要不可欠です。
ディープラーニングではまさに、このITに関わる通信関連のパソコンパーツが重要で、高速かつ安定性に優れる製品が待望されています。画像処理の先行で実用化が進むディープラーニングでは、膨大な情報を分析したり蓄積を行うサーバーの通信が、進化と性能アップの鍵を握ります。膨大な予算を投入する企業や研究機関ならともかく、小規模な場合や個人で取り組むケースでは、市販のパソコンパーツが機械学習の質を左右します。扱う内容にもよりますが、本格的に取り組むプロジェクトにおいては、複数のパソコンを並列に繋げて機械学習を行うのが普通です。
この時、通信関連にネックがあると機械学習が思うように進まなかったり、実用化までに時間が掛かってしまうことになります。ITの世界は日進月歩ですし、通信の僅かなネックが進歩の遅れを引き起こすので、パソコンを構成するデバイスに求められる質も必然的に高まります。
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